ロコモという言葉が
認知され始めています
ロコモティブシンドロームとは、関節や脊椎の病気、骨粗しょう症などの疾患や加齢に伴う筋力低下などによって運動機能が衰え、要介護状態や寝たきりになってしまう様なリスクの高い状態を表した言葉です。近年の社会では、車、エレベーターやエスカレーターなど機械を利用して移動が可能な世の中になりました。その反面で筋肉や骨に負荷をかける機会も少なくなったため、筋肉は衰え、骨はもろくなってしまいます。

「サルコペニア」「フレイル」という言葉を聞いたことはありませんか?
「サルコペニア」は、「加齢に伴って生じる骨格筋量と骨格筋力の低下」のことを指し、「フレイル」は、日本老年医学会が提唱している、高齢者の筋力や活動が低下している状態を指した言葉です。
どちらも加齢に伴う機能低下を意味していますが、サルコペニアは筋肉量の低下を主要因とし、フレイルは、筋肉量に加え認知機能、栄養状態、持久力、運動処理能力、移動能力など多岐にわたる要素を診断基準としています。
あなたのロコモ度をチェック
実は1つでも当てはまればロコモティブシンドロームの可能性があります。
該当項目ゼロを目指してロコトレ(ロコモーショントレーニング)を始めましょう。

家の中でつまずく、すべる

片足立ちで靴下が履けない

階段を上がるのに手すりが必要

家のやや重い仕事が困難

2kg程の買い物をして
持ち帰るのが困難
持ち帰るのが困難

15分程続けて歩くことができない

横断歩道を青信号で渡りきれない
治療方法
ロコトレ
ロコモティブシンドロームへのアプローチに特化したトレーニングを行います。過度なトレーニングや負荷のかけ過ぎは骨折の懸念もあるため、症状の進行度合いに合わせて行います。

運動療法
大人の場合、スクワットや片足立ちなど筋力増強を主に考え、成長期の子どもの場合は、筋力をつけると運動機能を低下させることも考えられるため、柔軟性を主に考えた運動療法を行います。

食事療法
タンパク質の多い食事を心がけて、筋肉の基となる栄養素を食事で摂取していきます。
